『贄姫と獣の王』(にえひめとけもののおう は、友藤結による日本の少女漫画作品。
『花とゆめ』(白泉社)の2015年17号に読切作品が掲載され、それが好評だったことから、同年23号から2020年22号まで連載された。コミックスに関しては、花とゆめコミックスレーベルに加えて、英語訳版がニューヨークのエン・プレス、ドイツ語訳版がハンブルクのカールセン出版社よりそれぞれ出版されており、2022年4月時点で累計発行部数は210万部を突破している。テレビアニメ化を記念して、『花とゆめ』の2022年18号より、サリフィたちの子であるリチャードを主人公としたスピンオフ『~贄姫と獣の王 スピンオフ~ 白兎と獣の王子』(にえひめとけもののおう スピンオフ しろうさぎとけもののおうじ)が連載されている。
あらすじ[]
99番目の生贄として魔族の王に捧げられた少女・サリフィ。しかし彼女は自分の運命を受け入れ、王を恐れず歩み寄ることを決めていた。新月の夜、サリフィは生贄の儀式へと向かうが、そこにいたのは魔族ではなく、人間の姿をした王であった。 サリフィを妃にすると決めた魔族の王は、彼女からレオンハートという名を与えられ、人間と魔族の共生を目指し共に歩み始める。